スカウトご家庭へ

団委員長 山本忠久

三指

皆様にはますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃よりボーイスカウト活動にご理解、ご協力を頂き、厚く御礼申し上げます。

本年度より、団委員長という大役を授かり、微力ながらも、横浜第89団を活気に溢れ、魅力を大いに発信できる団としてより進歩、成長していけるように努力していきたいと考えております。ただ、この思いは一人の力で成し得るものではありませんので、みなさまと共に、みなさまにご協力を頂きながら、団全体が一丸となって進化していきたいと思います。これからみなさまと共に、交響楽団や合唱団のようにリズムを合せ、互いの音を尊重しながら調和し、心地よい音楽を奏でられるように、所信をお伝えしたいと思います。

1.自主性を掻きたてる

スカウト運動の原点は、スカウトたちの自主性や主体性にあると信じています。スカウトたち自身に「より良き人物になろう」という意思が芽生えなければ、保護者のみなさまやリーダーたちが、口が乾くほど訴えても進歩には繋がりません。様々な体験を通して「気づき」、「自分の意思」で「自分を開拓」し、そして自然環境や社会、他の人々と調和しながら自分を活かせる人間力を磨いていってほしいという願いが込められています。

そのために、スカウトたちには自ら進んで取り組めるわくわくどきどきするGameが準備されてきました。ここ数年スカウトたちと接していて感じることは、おとなしい「良い子」が多くなり、アグレッシブなGameを要望するスカウトが減っているということです。あれもやりたいこれもやりたいと湧水のように次から次へとアイデアが浮かんでくるようになれば、この運動はもっともっと活気づくと思っています。これだけ情報が溢れている社会でも、アイデアが豊富に出てこない原因のひとつは、私自身の反省でもありますが成人指導者の干渉し過ぎではないか、もう一つは書類偏重のために面白みを削いでしまっているためではないかと感じています。

ですから、今後上記のような様々な状況に変化を与えて、新しいものを取り入れながら、スカウトたちが目を輝かせて活動できるように、また次の活動が待ち遠しくて堪らなくなる、そんな活動が続けられるように進化していきたいと思っています。ご家庭でも普段の会話の中でご自身の体験や見聞きしたことについて話してあげるなど、スカウトたちが自ら考え提案し行動していけるようにサポートしてあげて下さい。

2.ちかいとおきての実践

スカウトたちはGameを通して自分自身を成長させる、大人はその手助けをするという手法が、スカウト運動の特徴のひとつですが、そのGame に教育的意義が込められていなければ実施する価値はありません。電子バトルゲームのように、戦って打たれても体の痛みを感じないとか、RESETすれば容易く復活出来るものでは、人の痛みを感じ得ないし、争いには自分の痛みも生じることに気づかないですから、実体験として自分の未来に活かすことができないのです。

スカウト運動には、中世の『騎士道』をなぞった『ちかいとおきて』があります。人はともすると、ついサボってしまって楽な方向に進もうとする傾向があります。だからこそ、「正しい道はこちらだ」と示した指針(羅針盤)が必要なのです。中世からある指針です。日本の『出水兵児修養掟(いずみへこしゅうようおきて)』にも同様の思想が流れています。私も、リーダーに就きながらも自分を振り返る指針としています。

『ちかいとおきて』を容易く実践できるのであれば、指針として掲示する必要はないわけであり、掲示するということは完璧に熟すことが難しいということを表しています。しかし、だからこそスカウトとして仲間の前で『ちかいとおきて』を唱えた身ならば、その困難に立ち向かい、『ちかいとおきて』を実践するように日頃から心がけて、次の自分を造り上げていかなければいけない。そこにスカウト運動の価値があると思っています。ご家庭でも、「より良き人物になる」ために『ちかいとおきて』を実践できるように、時々思い起させてあげて下さい。

2018-05-20

わくわくどきどき自然体験(2018 .5.13)

日時:2018年5月13日 9:00~13:00
場所:都筑民家園

ボーイ隊:新歓キャンプ(2018.4.21-22)

日時:2018年4月21日~22日
場所:くろがねヒルズ89団野営場